みつばちの旅
三重県から岐阜県大垣市、また高山市荘川町へと蜂箱をトラックに乗せて移動しますが、その中でも初夏の北海道への移動は、特別です。ミツバチは、熱に弱い為、6月の蒸し暑い時期に長時間巣箱の中で閉じ込められた状態(巣門の網から、風があれば入る)は、大変危険が伴います。移動日が、気温の高い日であったり、大渋滞にあってしまうと、多くのミツバチを犠牲にしてしまう事もあります。その為、種田養蜂場では、移動を業者に任せず、良いタイミングで細心の注意を払って自家用6トン車で二回に分けて運んでいます。
岐阜から北海道まで、ほぼノンストップで走ります。
休むのは唯一青森から北海道までのフェリーの中だけです。又、フェリーに乗る前は熱をもたないように氷を250キロ巣箱の上にのせます。少しでも早くミツバチを巣箱から出してやりたい想いで、無事北海道留辺蘂町に着くと、重い巣箱を背負い走るようにしておろしていきます。巣門を開いて、元気にミツバチが出てくるとようやく安心できます。