みつばちの旅

種田養蜂場
種田養蜂場
種田養蜂場

三重県から岐阜県大垣市、また高山市荘川町へと蜂箱をトラックに乗せて移動しますが、その中でも初夏の北海道への移動は、特別です。ミツバチは、熱に弱い為、6月の蒸し暑い時期に長時間巣箱の中で閉じ込められた状態(巣門の網から、風があれば入る)は、大変危険が伴います。移動日が、気温の高い日であったり、大渋滞にあってしまうと、多くのミツバチを犠牲にしてしまう事もあります。その為、種田養蜂場では、移動を業者に任せず、良いタイミングで細心の注意を払って自家用6トン車で二回に分けて運んでいます。 岐阜から北海道まで、ほぼノンストップで走ります。
休むのは唯一青森から北海道までのフェリーの中だけです。又、フェリーに乗る前は熱をもたないように氷を250キロ巣箱の上にのせます。少しでも早くミツバチを巣箱から出してやりたい想いで、無事北海道留辺蘂町に着くと、重い巣箱を背負い走るようにしておろしていきます。巣門を開いて、元気にミツバチが出てくるとようやく安心できます。

菜の花蜂蜜 種田養蜂場

【2月〜4月】菜の花蜂蜜

岐阜県大垣市

堤防は黄色い菜の花で一面になります。菜の花の香りいっぱいの蜂蜜が採れます。又早春時の蜜蜂にとっても菜の花の花粉は子育てに必要不可欠であり貴重なタンパク源でもあります。

れんげ蜂蜜 種田養蜂場

【4月〜6月】れんげ蜂蜜

岐阜県大垣市

田んぼに前年の10月に播種し、開花は4月10日頃から5月20日頃です。蜂蜜が採れると共に、れんげが咲いた後はすき込むと根粒菌が根につき、大気中の窒素を固定します。化学肥料の使用量を大きく減らすことができる為、れんげ米ブランドとして作られています。

くろがねもち蜂蜜 種田養蜂場

【5月末〜6月初旬】くろがねもち蜂蜜

岐阜県大垣市

大垣では、街路樹や庭木に多く植栽されています。花は小さいですが、多くの蜜をふくため満開の頃には、木の周りに音が聞こえる程の蜜蜂が集まってきます。

とち蜂蜜 種田養蜂場

【5月下旬〜6月中旬】とち蜂蜜

高山市荘川町

標高900メートルの場所に蜂を移動して置いています。この地は春の訪れが遅く、蜜蜂にとっては2度目の春を迎えるかたちになります。山深い地である為、熊が頻繁に出没し蜜蜂や蜂蜜を食べる為被害に遭うことも珍しくありません。

アカシヤ蜂蜜 種田養蜂場

【6月中旬〜7月上旬】アカシヤ蜂蜜

北海道北見市

真っ白で藤の花のように垂れ下がる可憐なアカシアの花は、風や雨に弱くすぐに散ってしまいます。しかし、蜜も大量にふくため、数日で蜂蜜がたくさんたまり蜂箱が持てないほどの重さになります。又、アカシアの咲き乱れる道を通るとさわやかな香りに包まれます。その時の香りでその年の採蜜量が予測できます。

白花豆蜂蜜 種田養蜂場

【7月中旬〜8月中旬】白花豆蜂蜜

北海道北見市

2メートル50センチの竹4本を地面に刺して組み、それぞれに1本ずつ豆のつるを這わせて栽培します。花は、下の方から上の方へと順に咲く為開花時期が長く約1ヶ月程の間咲いています。白花豆の蜂蜜の濃度は比較的薄いため、ミツバチが羽で扇風したり、自分たちの体温で水分を飛ばし濃縮させる必要があります。その為、収穫までに10日以上の日数をかせることになります。

そば蜂蜜 種田養蜂場

【6月下旬〜8月下旬】そば蜂蜜

北海道上川郡

北海道は、そばの生産量が日本一で、休耕田を利用して、作付けが増えてきています。しかしそばが、蜜をふく量は少なく収穫までに時間を有します。そばの花は、白く小さな可憐な花で、最盛期は蕎麦畑は一面が真っ白になります。花とは、対照的に蜂蜜は真っ黒です。

百花蜂蜜 種田養蜂場

【6月〜7月下旬】百花蜂蜜

北海道北見市

北海道の大地には、この時期を通して、様々な植物の花が咲きます。タンポポ、ホワイトクローバー、スイートクローバー、イタヤカエデ、青シナ、赤シナ、キハダ、オオハンゴンソウ、セイタカワアワダチソウ、ヘアリーベッチ、ナノハナ、ヒマワリ、ラズベリー、エンジュ等です。他にもたくさん蜜源となる植物は、北海道にはあります。又、年によって咲くもの咲かないものがあったり、天候にも左右されるため養蜂家にとっても収穫量そのものも予想できません。

大雪山蜂蜜 種田養蜂場

【7月初旬〜8月末】大雪山蜂蜜

北海道上川郡大雪山

大雪山の蜂蜜 大雪山の蜂場は、標高1000メートル近くにもなる為、夏の期間はかなり短くなります。その為、多くの花々は一斉に咲きます。ミツバチが集めてくる花粉も色とりどりで、白っぽいクリーム色、黄色、オレンジ色、茶色等で、多種の植物から集めてきたことがよくわかります。その年によって天候や、咲く植物の変化もあり味、風味がかなり変化します。